ムーラン・ア・ヴァン

ムーラン・ア・ヴァンは「ボジョレーの王様」になぞらえることが多い。しかし、ムーラン・ア・ヴァンはボジョレー全域の中でもっともそれらしくないワインであるともいう。最高に芳醇、フルかつ長命なワインであることはよくきかれる。一流生産者の7年ものや１０年ものになると、ガメィからできるいかなるものよりも、コート・ド・ボーヌのピノ・ノワールにずっと似ている。スケールの大きな筋肉質のワイン。

左＝ジャン・ピエール・ブルー（シャト−・ド・ムーラン・ア・ヴァン）　1988年

右＝ルネ・ベロ　1991年