こぼれ話

ワインの常識が「はずれた!」

その1

ワインを臭いの強いところにおいとくと、「瓶の中のワインに臭いが移るやんけ」=うそ((株)サントリー実験)

その2

「ワインはボトルを開けたら早く飲みきった方がよい。」は、常日頃から店主森安啓二が言っていた「ケース バイ ケースであること、熟成したワインについては開けてから比較的ピークが早く来る。そして、食事の間くらいはもつ。と。

以下の記事を参考にされたし!

ショッキングな実験結果

A Shocking Experiment

 ワインに関する一般的な質問に「ワインはボトルを開けてから、どのくらいもつものですか?すぐに飲んでしまう方がいいのでしょうか?また飲みきれなかったワインはどのような方法で保存すると良いのでしょうか?」というのがあります。某ライターは、ワインは酸素に触れると急速に劣化し始めるので、例外をのぞいてほとんどのワインは抜染してから24時間にその特徴を失うと信じていたのです。そして市販されている酸化防止用の小道具の中で、どれがもっとも効果的か確信がありませんでした。そこで数種類の小道具を実際に試してみることにしました。その結果は、ちょっと驚くようなことになっています。

先ず54本のワインを用意し、使い方が簡単で比較的手に入りやすい参加予防器具を使って実験しています。ひとつはプライベート・リザーヴ(Private Preserve,約$10)という商品名で、無害の不活性ガスをボトルに注入することで、ボトル内の酸素を追い出すと言うもの。もう一つはヴァキュヴァン・ワイン・セーヴァー(Vacuvin Wine Saver、約$10)。小さな手動式ポンプにボトルを密閉できるようにゴム製のストッパーがついていて、それを瓶の口にかぶせボトル内の空気をポンプで吸い取り、ボトル内を真空状態にするというもの。そして最後が飲み残したワインを小瓶に移し替えて瓶の口までいっぱいにして酸素が残らないようにしておいてキャップをしっかりしめるという伝統的なやり方。そしてもうひとつはボトルに残ったワインをそのままコルクをしておくという方法です。

この実験には一つの方法につき、3種類のワイン、シャルドレ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールを使っています。全ボトルの半数は175ミリリットル、残りの半数はボトルの半分の量を取り除きました。それからまたコルクをするわけです。もう少しこの実験に意味を持たせるために時間を計ることにしました。1日置いておく、2日、それから4日と置いておくことにしました。一人では客観的なテストができないかもしれないということから、ワイナリーのオーナー、一人と、ワイン愛飲者の一人にも参加してもらい、すべてブラインドで試飲しました。どのワインがどの方法で保存されているかだれも知りません。そしてどのワインがコントロールワイン(オープンしたばかりのワイン)であるかも知りません。そしてベストから劣化までを試飲して順位をつけていきました。

その結果は

*どの試飲者からの一定して一つの方法がベストという評価はなかった。

*全体的に他に比較してどの方法が優れているという評価はでなかった。

*さらに驚いたことには、酸化防止の器具を使わずにただコルクを詰めなおしておいたものよりよいというけっかがでなかった。これはどの品種についても、また1日、2日あるいは4日おいたものについてもである。

*試飲者がコントロールワインよりもオープンして置いてあったワインの方が好ましいと評価したケースが数ケースあった。シャルドネはソフトでオークの香りや味が少なくなっていた。カベルネ・ソーヴィニヨンはまろやかになりタンニンが柔らかくなっていた。ピノ・ノワールでさえも味が柔らかくなっていて、試飲者によってはこちらの方が好ましいと評価していた。

ワインは涼しい涼しい部屋に置いたので、暖かい部屋に置いたら結果が違っていたかも知れません。またボトルを開けてワインを取り除いたあと、すぐにコルクを入れたので、2時間に及ぶ夕食の後にコルクを入れたら、また違った結果がでているかも知れません。

以上の結果から、私は、「ワインによっては、あるいは好みによっては、多少空気に触れたワインの方が美味しいとということもあり得るということ、それから酸化を防止できるという小道具は宣伝文句ほどには効果がないらしい」ということを学びました。

 

 

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