CAVE14℃であったりWA1878であったりするが、森安酒店のホームページである。

生産されている地域において品質的にみて最高とされている。
彼らのワインの質の高さは専門誌
「ワインスペクテイター」「ワインアドヴォケイト」「ギィド アシェット」などで紹介されている。
ブローカーの独善的な(都合)セレクションではない。
あなたの好みであればうれしい、「
良いワインは良いワインなのです」。

ヨーロッパの有機農業(一般)
1991年「有機農業に関するECの統一基準」を制定して、これを推進した。この統一基準の中心的課題は、基本的には化学肥料と化学農薬をしないということですが、まったく使用せずに3年を経たものが「有機農産物」であるということができます。家畜については牛舎などに詰め込んで飼育するとなれば伝染病、感染症の蔓延を防ぐために化学薬剤を使用せざるなるため、原則放牧をおこなうこととなっていますし、放牧で飼育しない家畜の糞を肥料として使用したものは、これを「有機農産物」と認めないというこだわりがあります。

ドイツワインとエコロジー
ドイツワイン高級ワイン生産者連盟の「ロゴ」ドイツでは、ブドウの収穫量の制限、農薬を極力排した有機農法、EC統合に伴うヨーロッパ対策の検討の3点がされているという。そしてこれらを提唱、推進しているのが、全ドイツ銘醸ワイン生産者連盟(V.D.P.)である。1910年に結成されたV.D.P.は約170者が加盟、ドイツの全ブドウ栽培面積のうちの約3%がドイツ各地のメンバーの所有である。品質を重視したこの連盟への加盟には、ブドウ畑の立地条件、収穫量制限、ブドウの品種や糖度に加え、殺虫剤、除草剤の使用禁止など、ドイツワイン法より厳しい基準を設けた、メンバー相互の試験が課せられる。また、V.D.P.内には防黴剤の使用も禁じた100%有機農法の組合もあり、これを実行するには・「主に人件費による10%のコストアップと10〜20%の収量低下」を覚悟しなければならない。森林の酸性雨の影響の深刻なドイツでもあり、「長期的に見れば、自然にやさしいということは、必ずそれなりの見返りがある。経済と環境の両立こそが文化である。」(現VDP総裁、M.ザルム・ザルム公爵)
このようなV.D.P.の基準に適した加盟者のワインには、キャプスル・シールにブドウと鷲をデザインしたV.D.P.ロゴマークが使用されている。

エコロジー ドイツ・ワインにおける 緑の革命
生産量は全体の5%に及ばず、大きいとはいえないが,ドイツの白ワインは高品質を伴ったひとつのスペシャリティーといえる。ライトでエレガントで、低アルコールのワインは先進国で需要が高い。
ドイツの新しい世代に広がる動きで、「緑の革命」と称されるものがある。このことでドイツ人はエコロジック・ワインのパイオニアといってよい。それはブドウ畑の土壌から始まる。以前のドイツのブドウ畑を思い起こしてみると、雑草が少しだけ生えている、といったもので、良いブドウ栽培者にとって、雑草の無いきれいな畑は誇りであった。しかし,今日の畑はすっかり緑で覆われている。クローバーなどの雑草を植える継続的な畑の緑化であり、これは多重の効果を生む。硝酸塩,窒素などをあまり必要としないことから肥料を少なくすることができる。すなわち、地下水を汚染しない。優れた栽培家はヘルベツィーデ(除草剤)も使わない。有機物の多い土壌に

おいては養分の循環が盛んである。
生産量の限定の関しては,haあたりの収穫量が8〜10klくらいで、それを超えることはなく、少ない収穫量は良い品質と、健康なブドウの樹を保つことにつながる。健康な樹は、ペロノスポラ、オイディウム、ボトリティスなどの黴による病気の感染から逃れているため、ペスティツィーデなどの殺菌剤を控えることができる。除虫に関しては、フェロモンを用いて、蛾などの雌を引き寄せる。雌雄の一方がいなければ、繁殖することはないので殺虫剤の使用を最小限に抑えられる。
国家による環境の管理は厳しく、土壌の硝酸塩の含有量の検査を行っている。州の保険所による,農薬の制限もある。ドイツのエコロジック・ワインは世界でも高レベルであり、味覚ばかりでなく、自然に対してもプラスになるよう配慮されている。

エコセール(ECOCERT)について

1991年に創設されたフランス農務省認証期間であるエコセール(ECOCERT)が、有機栽培食品とビオデナミ栽培に関して検査・認証を行っています。この認証はワインの場合、醸造に関してではなくワインの原材料となるブドウに関して認証しているため、
ワインには『VIN ISSU DE RAISINS DE L'AGRICULUTRE BIOLOGIQUE:有機栽培のブドウによって造られたワイン』

という表示が必要とされます。具体的にエコセール・ワインとは、自然農法または有機農法により栽培されたブドウで造られたワインのことで、この栽培には厳しい規則が定められています。畑の土壌の維持は、科学除草剤、化学肥料はまったく使用せず、有機肥料を使い,収穫はすべて手づみで行います。5年以上続けて初めて認められる厳格な規定で,このマークをラベルに表示するためには、毎年行われる儀日しい検査に合格しなくてはなりません。その現状検査のために専門家が訪れ、土壌検査.ワインの分析など丸々一日かかり、費用も生産者の負担となります。このように生産者に厳しい負担のかかるエコセール・ワインは情熱をもった生産者のみつくり上げることのできるものです。エコセールとして認められた畑はまだ極僅かで、生産量も限られています。

ラベルの下側に表記してある

VDPキャップシールとか ラベルとか